木曜日, 3月 07, 2013

奥会津の自然の恵み マタタビ細工

 【 奥会津の自然の恵み 寒い積雪を超えて マタタビ細工 】
自然の恵み! 奥会津のマタタビ細工


■マタタビの名前の由来は、昔、旅人がこの実を食べたところ、 元気が出てまた旅ができたことからつけられたともいわれています。
材料となるマタタビは蔓性の植物で、積雪地帯のものが優良とされ、奥会津山間部には地理的条件から優良なマタタビが多数採取されます。  昔は農家の積雪時期の副業として作られたものです。

■マタタビ細工蕎麦ざる  菅家哲夫作



余分な水分をとるので蕎麦が最後までサラット美味しく食べられます。 マタタビ細工は優れた伝統工芸士の手で編み組され、その美しさは観て頂ければウットリしますよ!!
真ん中の底(四角の編み始め部分)を小さめに作ることによって水かけがよくなり、本体の見込み部分の流れる様な編み方の美しく見えてきます。 最後に縁の蔓に2本とりするのも菅家さんの特徴です。 しっかりと丁寧に繊細な美しさは50年・いや それ以上の年月にも使って頂ける晩品です。 この笊でおいしい蕎麦をいただきまーす!! 
昔は農家の冬場の農閑期に作られていましたが、近年は本物志向で本物の持つ良さを長く使い込んで生活に取り込んでいかれる方々が増えて若い方のなかに芽生え、使い捨てではない手仕事の良さを実感しているのですね。

また 菅家さんも若林さんもはとても勉強家です、作りっぱなし・売りっぱなしではなく、その後の具合や使っての良さ・悪さなど感想を聞くためにわざわざご連絡がありました。 良いものづくりには大切な姿勢だと思います。



■綺麗な編み組です!
■マタタビ細工は、一本の蔓から伸びる肉厚成熟した1m~3mの枝を材料とし、主に炊事用具として用いられる。水切れが良いことに加え、水分を含んだ材料はしなやかで手を傷つけることが少ないのが特徴である。用途により異なった編みの技法が用いられる。 また、材料の採取から完成に至るまで全て手作業で行われている。


■マタタビ細工米研ぎざる :菅家哲夫作


菅家哲夫さんは「福島県会津地方振興局長賞」を受賞された方で、その繊細で美しい編み込みはまさに溜息がでる程の匠の技を感じさせるものです。

道具としての「米研ぎ笊」ですが、飾って置きたく成る様な、きっちりとしたいい仕事をされます!
材料の取り方も綺麗です。 50年60年使っても丈夫です。


■マタタビ米研ぎ笊 菅家哲夫











■只今 うつわくらぶ京で販売中です!!


    

■マタタビ蕎麦笊 若林豊昇            

                       
      http://www.utsuwaclub-kyo.jp/artist_info.php?manufacturers_id=71
マタタビ細工のページがご覧いただけます。



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日曜日, 2月 03, 2013


【清岡幸道・落合芝地 土の器 木の器展】  1/25~2/3二子玉川 KOHORO


うつわくらぶ京でお世話になっている陶芸作家清岡幸道さんの作品展に行って来ました。     東京は20度と云う春めいた土曜日散歩がてら1時間歩いて、二子玉川にあるギャラリーKOHOROさんへ。                                                    清岡さんは冬季は人気の「耐熱フライパン・グラタン皿」「耐熱鍋」「耐熱ポット」などが多いのですが、今回は新しい釉薬を使った素敵なうつわが目に惹きます。

■二子玉川 KOHORO 展示の様子



■木工作家落合芝地の作品と並んで展示

一緒に展示されている木工作家:落合芝地さんの木器や漆器とコラボして展示され陶器の良さがより引きだって魅力的でした。 早速 ...清岡さんに注文をだしました!
入荷したらご紹介しますね。

信楽から上京されるので今回は初日の1/25日しかいらっしゃらなかった様でお会いできずに残念です。
ご本人はなかなかのクールなイケメンです!





■素敵なポットと小鉢































http://www.utsuwaclub-kyo.jp/artist_info.php/manufacturers_id/63
うつわくらぶ京  清岡幸道 の作品


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日曜日, 1月 20, 2013

               「ふるさと祭り・東京2013 を観てきました!」 実は・・・・?!



■お祭り広場にある高さ23mの巨大なねぷた
 

■ドーム左お祭り広場・右全国の物産店や食べ物店



























1/12~1/20 開催中
1/19東京ドームで開催されている「ふるさと祭り・東京2013」を観てきました! 史上最大の青森五所川原のねぷた出陣!高さ23m・重さ19tです。 大きい大きい・・・・凄い!! 愉しかった!! お祭り好きは行ってみて・・・。 
この日は千葉佐原の大祭や沖縄のエイサーや秋田竿灯やよさこいが披露されました。

【千葉佐原の大祭】
■二層構造の山車の上部(大天上)に、歴史上の人物の大人形や町内で藁を用いて製作した大きな飾り物を飾り付け、下段(中天上)に「佐原囃子」を演奏する下座連を乗せ、奏でながら町内衆により曳き回される。また、山車の前では手古舞の流れをくむ手踊りが披露されます。

日本全国の美味しい物産が勢ぞろいだよ! ご飯片手に美味しいもの巡りの人ぞろぞろ。 丼ぶりコンクールも開催中。私は大間のまぐろ寿司と青森のしじみらーめんとソフトクリームを戴きました。 試食はチョコチョコ(ペロリ)  食べて遊んでいるばかりではないのですよ。笑  実は・・・・・目的があったのです。


■佐原の大祭りの山車と手踊り














 ちょっとまじめに勉強
■会場に南部鉄瓶の作家さんが展示販売にきています。  実はお会いする約束をしていたので会場に伺いました。  鉄瓶の作り方やひと桁違う価格の作品とお安い価格の作品との違いや南部鉄瓶の見方を教わってきました。
これって大切なこと。  本当にいい勉強になったねぁ!! 鉄瓶の見方が変わるかも・・・・・。
*南部鉄瓶の中側は絶対に触らないでね!!


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水曜日, 1月 02, 2013

                「 新年明けまして おめでとうございます 」

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
東京は穏やかな晴天の温かな幕開けと成りました。

お屠蘇とお雑煮・おせちを戴き息子と3人で経堂の宮下にある世田谷八幡神社に初詣、毎年参拝する神社ですが、雰囲気といい、規模といい小じんまりとしながらも「相撲の土俵」があり、池の周りに厳宮神社があり、本宮がある整ったお宮です。  我が家では子供の誕生のお宮参りや七五三参りと歴史と共にお世話になっている訳です。

■豪徳寺の招き猫


■世田谷八幡神社の初詣











この先に豪徳寺(小田急線)があるのでお参りのはしご?   この豪徳寺は井伊 直弼の(江戸末期の幕府の大老。彦根藩第13代藩主。日米修好通商条約を違勅調印し、安政の大獄の中心人物。桜田門外で暗殺された) 境内の一角に井伊家の代代のお墓があり、この機会にじっくりと境内を拝見してみた。 かなり奥行きもあり広く、三重の塔があったり、縁起ものの招き猫の招猫観音を祀っている。 堂脇には沢山の招き猫が御役目を終えてお行儀よく並べられてあります。
井伊家の墓参りにも沢山の方々が来ていました。 平和で健康で穏やかな良い年に成ります様に
お参りしてきました。”神頼み”





  
「 築地魚河岸市場 買い出し 」  

毎年12月末に成ると早朝5時に起きて築地魚河岸市場に買い出しに行くのが私の常。
私が子供の頃から母に連れられて年末の恒例行事であり、お正月を迎える準備の一環になっていました。  今年も全ての仕事を終えて早朝29日に行ってきました。  昨今はTVでも市場外の様子を見る事ができますが、私が行くのはその奥にある市場の方です、云わば仲買人と魚屋や商売で仕入れをする方々に紛れて買い物をしてきます。                             

写真の様な1本まぐろが仲買人により競りで落とされ、まるで刀の様な包丁で裁かれブロック状態に成ったまぐろを商人達が買って帰るのです。  昔はなかなか一般人が入るのはうるさかったのですが、最近はどんどん入りまとめて買っていかれる人も増えています。  だいたいKg売りです。 生の本まぐろを買ってきましたが、お正月まではもたないので、年内に美味しく頂きます。   

■冷凍のマグロを解体しているところ

                                                                     

■市場の外にある食堂街

■市場内も人でいっぱい
買い出しが終わったらこの食堂街で朝食をとる人たちでいっぱいです。  今はわざわざ美味しい寿司を求めて早朝から並ぶ人たちで列をなしています。 私も並んで「豊ちゃん」で大好きな牡蠣フライを食べてきました。 河岸名物「人気の権ノ助だんご」も賑わっています。
*築地本願寺は地下鉄築地駅の隣、晴海通りをはさんで場外市場のすぐそばです。


■築地本願寺・・・27日中村勘三郎の本葬が行われた

■場外市場の様子・どこも人出でいっぱい



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火曜日, 12月 25, 2012

      【 忘年会前の神頼み??! 】

■根津神社

早くも12月、今年も余すところ1週間程。  先日は恒例の主人の学生時代からのお仲間が夫婦で勢ぞろいする忘年会の日。   幹事を請け負った男性おふたりが選んだお店が根津にある呑み屋さん。  選んだ理由は最近TVで話題の「吉田類の酒場放浪記」のファン?だそうだ!( おっさんくさい?!)笑
  
                                      夕方の集合時間前に根津神社に夫婦で参拝してみようと思い青空の澄みわたった聖地に足をむけた。
神社参道には「小倉アイス」のおいしいお店や「お芋かりんとう」のお店があったり・・・・時間があればあれこれ食べてみたいなーぁと思いながらも誘惑にめげずにまずは参拝をした。

今年も終わろうとしていますが、まだまだやり残したことがあります、「たくさんのお客様や作家さんや窯元さんやスタッフや家族に支えられてこの1年も無事に過ごして参りました。 どうか新しい年も健康で平和で一歩一歩前進していけます様に!!」祈る


「 一日に生きることは 一歩進むことでありたい 」 湯川秀樹さんの言葉です。
■商売繁盛お狐様のとりい
 私の好きな言葉です。教訓

 
■6代将軍徳川家宣の胞衣塚
■徳川家宣ゆかりの根津神社には家宣の誕生時の「胞衣塚」があります。 *胞衣とは胎児を包む胎盤や膜のこと、祖先は大切に扱っていたそうです。 家宣(六代将軍)が五代綱吉将軍の後継ぎとして江戸城にあがった後、屋敷跡であるこの地に綱吉により根津神社が建てられたそうです。
そろそろ集合時間、目標のお店に行ってみることにしました。お店の入り口に静かに佇むハンサムな白い猫ちゃんがお出迎え、どうやらこの店の看板猫ちゃん! 名前は「太郎くん」
まるで「よろしくニャン・・・・」と云われて私たちを奥に導いてくれました。
ホロ酔いかげんの忘年会。 今年もありがとうございました。
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月曜日, 12月 17, 2012

     【  田中信彦 展  エポカザショップ 銀座 日々 】 10/12~10/17


エポカザショップ日々さんは1Fがブテック、そのブテックの中程に地下に下りていく階段があります。
地下への階段を段々下りていく間に作品が点在して、別世界の純和風のギャラリーに到着。

■表情の豊かな和モダンな急須

田中信彦さんから個展のお知らせがあり行ってきました。

田中信彦さんは沢山の釉薬をご自分で調合して工夫する方です。 工房にお邪魔した時も見せて頂きましたが、様々に試みた中から作品にぴったりときた釉薬を追及してものにしていくエネルギーと努力は素晴らしいものです。  随分私が知り合った頃に比べれば年々進化して変化しております。

顔料を微妙に調合して上薬に使っているので、ひとつひとつ色の出方も微妙ですし、同じものはひとつもない様に感じます。
(勿論作家さんの同じことを言ってました)


伝統的な手法もあり、モダンな美しさもどんどん産出してこれからの陶芸界をリードしていくおひとりでもあると思います。
■顔料を微妙に入れたうつわ、1つ1つ色の出方が違う。

 ■奥に立って手を挙げているのが作家の田中信彦さんです。
■思った以上に多い展示数のうつわたち





田中さんのうつわは兵庫県立陶芸美術館に収蔵される程の腕前ですので、その努力とエネルギーは人一倍であるはずです。
しばし田中ワールドにしたったひと時でした。
次はどんな発展を魅せてくれるのでしょうか? 楽しみな作家さんです。

*私が気に入ったのは焼き締めの小ぶりな急須とこちらのカラフルなモダン急須です!!いいでしょう!

*クリックすると写真が大きく成ります。








              益子陶器まつり 11・1 ~ 11・5


毎年春と秋の益子・笠間陶器まつりには足を運んでいる。 この頃の益子は朝晩結構冷え込みがあるので、一枚上着を用意して行こう。
新宿からJR湘南新宿ラインで大宮から小山へ乗換で益子へ向かって、やっと益子駅に着くそこからはバスの本数がすくないので、30分程歩くと陶器まつりの現地に着いた。

観光バスが来る位の人出ではあるが、今年は少し少ない様に感じる。
作家さんたちが集まっている場所の「はがくれの丘」へ向かった。  既にお付き合いのしている常滑の作家田鶴濱優香さんから電話があり、ここで出会う約束をしていたので、久しぶりの再会を愉しみに小さな丘を登って行った。                                                                                                                                                               彼女は二人のお子さんの子育てしていて、暫く陶芸を休んでいました。  やっと少しご主人である陶芸家の田鶴濱守人さんのお手伝いができる様になり、育児と家事の合間をみてご自分の作品を作り出したと連絡があったので、私としては嬉しい限りの再会にワクワクしながら、彼女の新作品を拝見してきたわけでした。
田鶴濱優香さんの得意とする「練り込みのうつわ」をあれこれ新作を頼んできたので出来上がりを愉しみに待っていようと思います。 「うつわくらぶ京」で皆様に見て頂ける日がくるのを待ちどおしい・・・・。

http://www.utsuwaclub-kyo.jp/artist_info.php/manufacturers_id/14
田鶴濱優香 作品


毎年 期間中、常滑から出てくる若い作家さんたちは仲間として、学宿の様に田鶴濱さんの実家である益子にお世話になるそうですが、そんな作家さんたちもひとりひとり結婚したり、お子さんが生まれたりとこの陶器まつりにも参加者が少なく成ってきたと話していました。

まだ素敵な作品を制作している作家さんがいるのでワクワク感いっぱいに好奇心いっぱいに出会ってきました。








 













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月曜日, 10月 15, 2012

元木貴信・庸子 ガラス展

 【 元木 貴信・庸子 ガラス展 】 2012 10/10~10/18 銀座ギャラリー 田中


「うつわくらぶ京」で扱っております、ガラス作家元木貴信さんと奥様の庸子さんのガラス展に行ってきました。

地下鉄日比谷下車して 銀座コリード街の向かい側、スターバックスの角ビル1Fにギャラリー田中さんがあります。
私が知り合ってから6年程経ちますが、個展の度にドンドン技術が向上されて、その素晴らしさは、崇高な芸術品です!

写真前列左の「レース紋様皿」はうつわくらぶ京でも同じ様な「レース紋様オシャレ浅鉢 ピンク」を作って頂きました。

http://www.utsuwaclub-kyo.jp/product_info.php/products_id/646
■レース紋様オシャレ浅鉢 元木貴信作

            
■香水入れ・レース紋様皿   貴信作                                                                                                         


                                                                                                           

■カクテルグラス金彩 貴信作

■ジュエリーBOX 銀彩 色ガラスを何層にも重ねて制作 貴信作
元木さん達はご夫婦でガラス作家です。 貴信さんは宙吹きガラスが得意。  奥様の庸子さんはサンドブラスト技法が
得意。 おふたりの合作も展示されています。


■もみじ柄のサンドブラスト大皿  庸子作



■ばら花サンドブラストグラス 庸子作 ・ 形状は貴信作
 貴信さんがグラスの形状を制作、庸子さんがグラスにサインブラスト技法で表情を付けていきます。 二人三脚!?ですね。 息がぴったり合ったところで素晴らしい作品が誕生するのですね!

期間中是非 作品を観て下さい! きっと目の保養になりますよ!


■サンドブラスト技法= ガラス器の加飾技法の一つ。金剛砂を、圧搾空気と混合し、透明なガラス面に吹き付けて模様を現わす方法。アメリカで開発された。




*画像をクリックすると写真が大きくなります。








水曜日, 10月 03, 2012

大谷桃子さんのうつわ

        【大谷桃子さんの バナナ葉ボウル 大】

学生時代しばらくインドネシアで暮らしました。 その時に熱帯の植物の美しさのとりこになり、それらの印象的な植物をモチーフにしてうつわを作陶しています。
どの工程も楽しいものであり、大変なものであり・・・なのですが、特に絵付け(呉須をおいて 線彫りを入れていく作業)を愛していると思います。


■バナナ葉ボウル 大 径13XH7 八分目300cc  大谷桃子作






私の器に命が入っていく行程だと思います。でも、本当に集中して根気のいる作業をしていくので とても とても疲れます。 終わった時はしばらく放心状態ですが棚にならんだ命の入ったうつわを眺める時、 とても幸福です。
これからも使って下さい。 みなさんにちょっと楽しんで料理を作ったり、食べたりして頂けるような うつわを作っていきたいです。
大谷 桃子。




手の平にたっぷりとした丸身が可愛い「バナナ葉ボウル 大」 粉引きにグリーンの丁寧に千彫りされたバナナの葉柄が
爽やかで印象的です!
大谷さんの言葉からもきっちりと線彫りが終わった時にうつわとしての魂が入った時、これからの使命を果たしていくのでしょう!!
作家さんから入荷されたうつわを手にする時 「このうつわにはどんな使い方が似合いのかなぁ?  って考える」
「どんな人が使うのかなぁ って考える」・・・・・・使命を果たしてくれる。




■蓮の実菓子皿 ・ 蓮のつぼみ菓子皿 径12.5XH2.2 大谷桃子作                
和菓子やケーキを載せて愉しんで頂けるまん丸の可愛らしい小皿、粉引きに線彫りされた蓮の花が何とも素敵!!
対象的な色使いだけど、どちらもいつもそばに置いておきたいうつわのひとつ・・・・。


■蓮のつぼみフリーカップでお茶時間!径8.5XH7.8  大谷桃子作
 いつものお茶が一層おいしく感じそう! お友達と秋のお茶時間を愉しんでくださいねぇ! 
 
 うつわくらぶ京で通販。







月曜日, 9月 24, 2012

【サザエさんの街 桜新町とねぶた祭り】   【東北の地 あれから】

         【サザエさんの街 桜新町 と ねぶた祭り 9・15】


私が住んでいる世田谷馬事公苑付近から散歩がてら20~30分程行くと、「サザエさん」でお馴染みの長谷川町子美術館がある桜新町に着きます。  
今年は9月15日土曜日一日だけ、サザエさん通りにて青森県浪岡町の皆さんの協力により毎年恒例行事として「ねぶた祭り」が行われました。













■シルエットのサザエさんとたらちゃん


■町にはサザエさんも現た?!







  








                                                       そもそもは平成8年、桜新町商店街のインターネットサイトを通じて、青森県浪岡町の皆さんと交流が始まり、平成16年に新町商店街50周年記念行事として「ねぶた祭り」を1回限りで行うつもりが、地域の方々や商店街の熱い希望と協力で毎年続いているそうです。  





■深沢高校和太鼓サークルの生徒達

地元の深沢高校の生徒達による和太鼓もなかなかのものその迫力と息もピッタリ合って大感激です!!
 
4種類程の曲を打ち終わった後は見物者達や子供たちにもバチを貸してくれて太鼓打ちを経験させてくれます。
その後のフィナーレは1台の太鼓ごとに3人ずつ回し打ちをして総打ちする盛りあがりで、圧巻でした!!
  
オンデコ座からスカウトがくるんじゃないの!? って近くの生徒さんに聞いてみたら・・・・そんな事はないですよーって、照れていましたが素晴らしい和太鼓演奏でした。 


 彼らは結構いろんな処からお声が掛り出演しているそうです。  思春期の難しい時期に女子も男子も一つの事に打ち込めるものがあるって脇道にそれる事無く素晴らしいことだと思ったなぁ・・・・。 (拍手!)
■昭和女子大デザイン部のねぶた
青森の浪岡町のみなさんは勿論ですが、東京にいる青森県人会のみなさんも大勢駆けつけてゆかた衣装に鈴を沢山付けてピヨンび跳ねて踊る「ねぶた祭り」の楽しく繰り広げられた夏の夜の熱いあつい祭りでした。
東京でねぶた祭りが見られるとは思いませんでした。 癒された1日でした。


東北の地 あれから 


6月 奥会津にマタタビ細工の仕入れに行った足で主人の弟のいる仙台に足を延ばしてみた。                                       どうも筆無精の私がまめにブログを書くのはちょっと苦手、カメラはいつでも持ち歩いているので、直ぐに納まるのだが、文章となるとブロガーの皆様の様にはすらすらと頭から文面が出てこない。  そんな訳で書こう書こうと思いつつ時期を失ってしまう事しばしば。

もう7・8年前だったろうか? 仙台・塩釜・奥松島・石巻・気仙沼を車で主人と旅した事があった。    ある小説に出てくる石巻の旅館に泊ってみたいと云う主人の思いから「気仙屋旅館」さんに一泊お世話になった。 表に寿司屋も兼ねた構え、小説に書かれた有り様に風呂も料理も店主も正にうなずけるままっだった、旅館の店主ともあれこれその小説の話を交わしてみた覚えがある。                   3.11以来、奥会津までは仕入れに行くのだが、・・・・。いつも気に成っていた人たちや赴任先の弟との再会も兼ねて、8年前に訪れた道筋を辿ってみる事にした。 

■佐藤忠良  帽子の女
                           奥会津からまずは仙台へ生憎の雨模様です。 弟の住舎は広瀬川右岸の文教地域にある、向かいに東北大学があり、右側に宮城県美術館のある緑の多い環境のいい地域でした。  彼も散歩がてら何度もお隣の美術館を訪れているとか・・・。  真珠の首飾りの少女でお馴染みの「フェルメール展」では長蛇の列だったと話していました。         私がゆっくり拝見したかったのは、佐藤忠良の彫塑。  生誕の地である宮城県のこの美術館に佐藤忠良記念館が常設されている。   主人も久々の再会であちらは昼間からビールでゆっくりと・・・・。 私はひとりでゆっくりと「若き女の像・帽子の少女・素描」を堪能してきた。
館内が撮影禁止なので、作品はこれ以上写せません。 
 









翌朝3人で8年前に訪れた塩釜の魚市場や石巻へ行ってきた。   市場は以前と変わらず鮮魚も食品も並んでいたが、観光や訪れる人が少ないので活気はちゃっとたりない。  津波は市場の後ろ近くまで迫っていたけど、市場が水を被ることはなかったのが幸いでした。
 当時の話を聞かせて下さったお店のおばあちゃん 有難うございました!
■塩釜の魚市場


その後石巻へ石巻はとても大きな被害を被ったところです。 まだまだ流された車のスクラップや家屋の瓦礫がそちらこちらに山の様に積まれ、海岸線は地盤沈下されて海水が引かない所もあります。 石巻地域は広く復興までの遠さをリアルに感じました。

■日和山から見た 左災害前・ 右災害後

■中央 白いドームが石の森章太郎漫画記念館










日和山は春は桜の美しい名所で街を一望する小高い丘になっています、 当時多くの人たちがこの場所に避難されていました。 偶然でしたが、私たちが8年前に宿泊した気仙屋旅館の寿司やさんはこの日和山の頂上付近に店を構えていました。 

■水産会社のかんばんの巨大缶詰






 

■災害にあった学校


                  お昼にお寄りして息子さんに伺ったら、旅館はお父様がされていたのだそうですが、災害後は閉館しているとか。 お父様も無事にされているとの様子でした。 良かった少しでも過去に関わりがあった方の安否が分かって、無事であることが分かった事。     それから 街中の仮設ショッピングセンターで少しでも産地物産品を買って帰ろうと思い寄ってみましたら、何とビックリ!   突然「TBS 朝ズバ!のみのもんたさんが カメラマンたちと復興の様子を取材に現れた、2カ月毎に訪れているそうです。  翌朝の朝ズバ!で石巻の様子をそのまま報道されていました。ピックリ!      皆さんとても頑張っているのが伝わってきます、少しでもできることをしていきたい!  まだまだ現地は復興まで遠い感じがしますが、まずはこの山の様になった瓦礫をどうにかしないと始まらないでしょう。
   

■石の森章太郎漫画記念館
*この仮設ショッピングセンターの裏に北上川が流れていて、向かい岸に石の森章太郎のシルバードームの漫画記念館があります。


■仮設ショピングセンター裏の北上川の壊れた橋
    

   








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