日曜日, 8月 11, 2013

「九州 佐賀・熊本・長崎 工房巡りの旅 1 」



7月の末頃に夏季休暇を頂き工房巡りと長崎観光をしてきました。


 まずは熊本の井上尚之さんにお邪魔して、以前から如何ってスリップウェアを作って頂きたく連絡をとっていましたので嬉しいかぎり。      お父様の井上泰秋さんは400年の小代焼窯主であり、尚之さん初めお弟子さんたちの師事でもあります。                      井上尚之さんは初めに4年程小石原焼の太田哲三氏に師事し、ヨーロッパを中心に広まったスリップウェアと呼ばれる陶器を中心に作陶していました。 先生からの影響は大きくその後の尚之さんの陶芸の道を確実にして、人間としての太田哲三氏の魅力に近ずいていきたいと現在も熱く語って頂きました。

お父様の泰秋先生が施設を案内してくださいます。  大きな登り窯を拝見、沢山の器たちを詰めて丸々2昼夜炎を絶やさず焼き続けます。


敷地内にある伝統工芸展示館には歴代の窯主や泰秋先生のうつわや尚之さんのうつわや交流のあった多くの陶芸家魯山人・浜田庄司・河井寛次郎・バーナードリーチなどなどの陶芸品が数多く展示されています。   美智子妃殿下からのご注文を頂き写真と大きな鉢皿がご注文のお品と同じものを再現して展示してあります。(泰秋氏作)   また天皇からも瑞宝章を授与されておられる程の大家でいらっしゃいますが、とても気さくにお話をしてくださいました。                




井上尚之さんのスリップウェア作陶風景





井上尚之さんのスリップウェアの楕円大皿も展示してあります。





井上尚之さんにスリップウェアのうつわ制作をお願いしてきました、少し時間が掛りますができましたらご紹介して参りますね! とても愉しみです!!

*写真をクリックすると拡大されます。