水曜日, 2月 14, 2007

各地の「テーブルウェアー展」見学して。

年各地でテーブルウェアー展が開催しています。 既に今年に入って3箇所目です。新作発表を兼ねた企画展。  先日 2/3~2/12まで東京ドームで「テーブルウェア・フェスティバル2007」が開催されました。
各地の陶磁器窯元・作家・漆器・雑貨の展示・有名料理家の実演・トークショー・テーブルコーデネートのコンテストなど内容も盛り沢山、 企画も年々華やかさが増しております。   これを見にわざわざ地方から来る方がたも多いようです。  私も付き合いの有る窯元さんからご招待を受け見学がてらオープイングセレモニーに伺いました。知っている波佐見・有田の窯元さん達に挨拶をして場内を見て回ることにしました。  料理教室の生徒さん達・テーブルウェアー関係の方がたも多いので広い会場も所狭しといった感じですね。
今年はNHK特別展示「きょうの料理」放送50年記念”かぞくの笑顔がうれしい!食卓”というテーマで、有名料理家の鈴木登紀子氏「じぃじぃとばぁばぁと4世帯の食卓」・山本麗子氏「仲間がいっぱいガーデンの食卓」・脇雅世氏「いつもにぎやか家族5人の食卓」など自宅の食卓を再現したセットに代々伝わる漆器や大皿が一層、雰囲気を増しています。    隣では、NHK「きょうの料理」本番さながらのセットでフードスタイリストのマロンこと板井典夫氏の実演トークショーが開催中です。   随分おおくの人たちが見ていましたね。  一体何をつくっているのでしょうか・・・?
また 「私の愛する食器・台所道具」 江上トミ・陳建民・村上信夫・枝元なほみ・グッチ祐三・小林カツ代・熊谷喜八・平野レミなど料理関係者の愛用の道具たちが展示してあります。
「食器は人と人を結ぶ縁。」  「台所道具は手の延長。」 毎日、何気なく使っているけれど長年使い慣れ、手になじんだものは、その人の人生のパートナーになり、家族の大切な歴史にもなっています。
テーブルセッティングによる食空間提案。では、 プロのテーブルコーディーネーターや料理研究家。文化人による「おもてなしの心」とテーブルセッティングをご紹介していました。    TVでお馴染みの黒柳徹子さんによるセミナートークもあり、毎日日替わりで様々なゲストを招いて行われております。     徹子さんらしい「ポンパドールピンク」の洋食器を鮮やかで華やかな雰囲気で表現してセッテングされておりました。  興味の有る方には嬉しい企画です。  私の大好きな結城美栄子さんも女優ではなくもう一つの顔である人形作家として、自宅リビングに飾られている自作粘土人形をテーブルセットしたコーディネートを見せています。
彼女の人形は洋風顔それは、彼女の生い立ちからなるもので父は外交官だったため幼少の頃から外国各地でのながい生活の環境からなるもの。  今までの彼女の作品の中で好きなのは、宮沢賢治の作品の登場人物を題材に作陶した人形たち、 どれも想像する以上に独創的で素晴らしいかった! ここで結城さんの人形にお目にかかれるとは思いもよらないことでした。   ちょっと話がそれてしまいましたが・・・。   
他にも石坂浩二・加藤タキ・ティーブルコディネーターのクニエダヤスエ・プルダクトDの喜多俊之・食育研究家 服部幸鷹などそれぞれに華やかな個性を出した展示とセミナーが行われていました。
食器業界からは大蔵陶苑やノリタケは木村拓也のTV「華麗なる一族」使用のダイニングセット一式がそのまま御目見え・・・沢山のファンが集まっていました。   そしてテーブルコデネイト部門のコンテストが行われ応募者の作品が展示してありテーマがあるセッテングとなっています。 見ているだけでも楽しめるし1つでも2つでも参考にして自分のイメージを膨らませて食時間を楽しみたいなと思ったのは私だけではないでしょう。
審査委員の先生方の中に私が昔仕事でお世話になった陶芸界の偉い先生も名前を連ねておりました。        戦後どんどん欧米化される中、豊な食材が手に入りそれに伴い昨今の健康志向も益々盛んになり私たちを取り巻く食文化も芳醇なまでに進化していきます。
より豊に食卓を演出していくテーブルウェア界の発展の中、実に日本は平和なんだなーぁと改めて感じさせられる祭典でした。

2/13昨日からは東京ビックサイトでギフトショーが開催されています。
*クリックすると写真が拡大されます。