木曜日, 5月 26, 2011

震災後の益子陶器まつり

            ■震災後の益子陶器まつり

ゴールデンウィークの陶器まつり最終日5/5に益子へ行ってきました。  3月11日の震災後地震の影響がまだまだ続く益子・笠間では例年通りの陶器市ができるか?  またお客様が沢山来てくれるだろうか?  と心配していたそうです。











昨日まで温かかったのに5日はとても寒くて、コートが欲しい位の一日でした、それでも多くの人たちが陶器を求めて愉しんでいる最終日。

街中に現れた「日光下駄」のお店、なんかいいなぁ。
たたみ表を先に編み込みをして、下駄木の本体に載せる日光下駄。





こどもの時の七・五・三に履いた「ぽっくり」がたたみを敷いた様式のぽっくりだった事を思い出した、綺麗なハナオが付いていた・・・なんかいいなぁ・なんか懐かしい。    伝統工芸品・・・何代も長く伝承されるといいのにな。  日本には大切なもの・ずーと続いて欲しいものが沢山あるんだよね。 「ものづくり日本 がんばれ!」

メイン通りにある若い作家さんたちの作品が展示される「ギャラリー G+oo] 知り合いの作家さんたちのうつわも拝見して。


新しい展示のしかたや様々な作家の作品にお目にかかれるから、愉しい!



脇道やじゃりんこ道には若い作家さんたちの器屋がぞくぞく




カラフルなガラスシェードや可愛いフエルト作家の作品も。













益子はバナードリーチ氏と共に民芸運動を興した浜田庄司氏の住居がある、今は益子陶芸美術館として存在しています。 その庭先にある浜田庄司氏が使用していた登り窯にも震災の痕が色濃く残っていました。 







 付き合いのある作家の田村一さんが益子の震災痕の被害の写真を沢山ストックしていて見せてくれました。  登り窯・穴窯が崩れ沢山の陶器が割れ壊れた写真は痛々しい程残念でなりません!!




「ギャラリーもえぎ」さんでも大きな作品が随分被害にあったそうで、今回の地震の大きさを感じます。 まだまだ益子や笠間では小さな地震が今も続いています。



付き合いのある作家の加藤善道さんにも挨拶に寄ってみました。 彼の工房の2つの窯の内ひとつはちょうど作業中だったのですが、窯が倒れたそうで、恐ろしい思いをしたと話してくれました。 今はもう一つの窯で作業を進めているそうです。




益子陶器美術館の小さなギャラリーで益子焼を2代続けて作陶している作家の大塚一弘さんの個展を拝見して、浜田庄司氏が確立した益子焼の温かさに新たな風を感じさせる作風で頑張っていらっしゃる作家さんです。 ちょうどご本人がいらしたのでお話を伺いながら、拝見してきました。



遺跡広場では例年常滑からの作家さんたちがはるばる来ていて久しぶりのご挨拶だったり、また素敵な木工作家さんにも出会えて嬉しいです!







気になる作品をいろいろ拝見できて、夕方には益子をあとに帰ってきました。





こんなにも大変な日々ですが、作家さんや益子の方々みなさん力を出し合いながら良い物を作っていきたいエネルギッシュ さは変わらず燃えていることに触れて反対に力を頂いた様な一日でした!!  「がんばれ 益子!!  がんばれ 笠間!!」
 「ギャラリー陶庫」では益子焼の味わい深い萩原芳典個展を開催していました。












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