月曜日, 8月 14, 2006

ちょっと早い夏休み・・・!?山笠・唐津焼


博多で「追い山」を明け方見てから 乗り捨てのレンターカーを利用して、一路唐津へ一時間半程で唐津です。
右手にどこまでも続く大海原の玄界灘です。 緑の松が延々と深く続く松ばやしを抜けると前方に唐津城が現れてきます。
空は晴天、眩しいぐらいの大海原を眼下に唐津城から望むことにしました。九州はまだ梅雨中だと言うのに何と暑いぐらいの晴天 「やっぱり日頃の行いのよさ・・・・か!?*」
さきを急ぐので早速唐津焼を見に唐津駅付近から中里太郎右衛門陶房を訪れる事にしました。
「一井戸、二楽、三唐津」と呼ばれる程茶人たちの心を捉えて離さない唐津焼きは現在市内に60窯 余りもあるそうです。
【唐津焼きの起源】
室町時代末から桃山時代に掛けて松浦党首・波多氏の庇護のもと、雑陶を中心に焼かれていたのが始まりのようです。 しかし現在のような唐津焼が生まれたのは、文禄・慶長の役以降のことです。出陣した諸侯は、多くの朝鮮陶工を伴って帰国しました。彼らがもたらした蹴ろくろと連房式登り窯の新しい技術により、唐津焼は大きく発展することなります。唐津港から全国へ積み出され広まっていきました。
 斑唐津                唐津                大井戸            【唐津焼の特色】
唐津焼きの魅力はその土味です。 粗いざっくりとした感じは唐津地方の土の特徴で山から掘り出してきた土を、ほとんどてを加えずに使い、持ち味を活かすために手作りにこだわり、蹴ろくろを使っている窯元も多いようです。また 薪による登り窯で焼き上げ釉薬の持ち味を存分に引き出しています。
技法には 絵唐津・朝鮮唐津・斑唐津・粉引唐津・三島唐津・黄唐津・刷毛目唐津・櫛目唐津・
彫唐津多彩な技法があります。現在でも伝統にとらわれずに次々と新しい技法が生み出されているようです。
中里太郎右衛門陶房ギャラリーをあとに先にある しっとりと落ち着いた雰囲気の隆太窯を訪れてみました。
何故茶人たちに愛されるのか土の持つ素朴さ・温かさ・釉薬の味・土の風合い・かたちのよさが茶人の心に打つものがあるのでしょう! さて、唐津焼を堪能して 先を急ぐことに平戸へ車を走らせることにしました。