月曜日, 4月 20, 2009

4月の桜模様 春らんまん!

                                       
                        ■4月の桜模様 春らんまん!




桜は天候によって毎年開花時期が左右されます。  この時程 自宅前の桜の開花を今か今かと待ちわびる事はありません。 靖国神社の開花宣言にまるでTVに首ったけ!?



何故なら、毎年我が家で催すお花見パーティーの日にちを設定しなくてはならないからです.

暖かい日々が続く後に必ずという位寒の戻りがあり、 翌週は厚手のコートを着込む程冬に戻った気温が続くのです。 もっとも桜自身は寒さから暖かさに切り替える時が、「春だと感じて」錯覚で開花につながるとか・・・・?!と何かの知識で聞いたことが・・・。

今年の東京世田谷の桜はちょうど入学式の頃が満開に成る様な(4月第1週) 何年振りかにグットタイミングです。 左・・・東京農大へ向かう桜並木は満開時。  右・・・・桜が散って新緑が爽やかな今の頃です。(4月中旬すぎ)   実は私はこの頃が一番好きなんです!笑

東京農大の経堂門の桜並木、綺麗でしょうー!  この日は時間を掛けて散歩三昧。
少しは 痩せたかな???











息子たちが小さい頃、毎週の様にあそびに行った世田谷 砧公園.  ここはゴルフ場跡地だけあって、広々とした芝生と芝まで届きそうな大樹の桜が見事! 日曜日でもあり沢山のお花見客で賑わっています。  勿論花見弁当も楽しみのひとつ。ビール片手にわいわいの時間です。  公園内にはサイクリングロードもあるんです。









砧公園内に隣接している 世田谷美術館。  この時期は「平泉展」が開催中です。 藤原3代の繁栄に建立された中尊寺金色堂の模型が展示されてました。
館内にある フランスレストランは何と2時間半待ちとか?! 驚き!!の繁盛ぶり。 公園内にあるとても素敵な環境の美術館です。 大きな企画展も魅力的ですので、一度訪れてみてください。 お勧めの美術館です。

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html
    ■世田谷美術館













      ■河口湖 辻が花 久保田一竹美術館と桜


4月中旬すぎに河口湖の一竹美術館に行ってみました。  こちらは今が満開のグットタイミングでした。 しかし天候がいまいち悪く,折角の富士山は雲の中・・・がっかり!泣





新宿から高速バスで1時間約40分 河口湖駅に到着。駅前レトロバスに乗って、「久保田一竹美術館」へ湖畔の桜は満開。  晴れていれば逆さ富士が見えるのだそうですが、 あーーぁ残念! 誰が雨女なの???涙。   重厚な木の門構えに吸い込まれて行くと、 一山を利用した様な敷地にまるでガウディーの世界を思わす様な建物が美術館です。  インドネシアから持ちでした様な異文化を取り入れた、不思議な世界。 初代一竹氏が好きで集めたインドネシアやアフリカの調度品や彫刻・ガラスのトンボ玉などコレクションが展示されています。 世界のガラスの美しさが感じられますよ。 




バルセロナのグエル公園を思わせる様なガウディー風な建物が美術館、柱のあたりがカフェになっています。




現在は二代目一竹氏が後を継ぎ、この日も打ち合わせでみえていました。 一度銀座松屋の作品展で気さくにお話をしたことがありましたね。 とても好感度のいい方です。
木造大のきな梁や太い柱が組まれたしっかりとした館内です、中央に舞台がありそこにも展示されたり、イベントが行われたり使っている様です。
外は桜が満開ですが、けして負けていない、素晴らしい辻が花の芸術です! 一振袖に一年は掛るそうです。    1・最初に地下に筆で下絵を描き、(後で水洗いをすると下絵は消えます)              2・下絵にそって糸で小さなしぼりをくくっていきます。    3・淡い色から染めていき何度も何度も重ねて、手間を掛けて、4・沈着する様に蒸します。 5・水洗いをします。 大勢の人の手を掛けて初めて一年後に完成する、辻が花の魅力に溜息がでるばかりですが、 機会がありましたら是非ご覧下さいね! 来て良かったと思いますよ。
わたしは これで3回目ですが、富士山を四季に合わせて描いたシリーズも見事でした。
ここでは、 時期によって展示内容を替えています。   何回訪れても飽きないかもしれません。


■辻が花染め・・・室町時代に榮た縫締絞の紋様染めで、始は庶民の小袖から始まったと言われていますが、後に武家に愛され、高級品として一世を風靡します。  しかし、江戸時代の初期にその姿を消してしまいます。 いくつかの説はありますが、より自由な絵画的表現のできる友禅の出現により、辻が花染は衰退したという説が有力のようです。









店内の奥にインドネシアの調度品や民芸品をインテリアにしたお茶処があります。 お薄やぜんざいを頂きながら窓の風景をたのしめる空間です。 椅子も可愛い子どもが支えているかの様なものや、 テーブルはアフリカから、ベットに使用していたものをインテリアとして使っています。 ここは初代がプライベートルームとして使っていたそうです。


■久保田一竹・・・・20歳の時に東京の国立博物館で室町時代の「辻が花染」に出会い以来、その美に魅力される。過去の模倣でなく、現代に息づく染め色としての独自の「辻が花」の制作研究に、文字通り心血を注いでいきます。しかし、その間、敗戦、ソ連への抑留を経験。 1948年31歳で無事復員。生活のための手描友禅で生計をたて、40歳にしてやっと本格的に「辻が花」の研究に取り組み始める。20年間の辛酸をなめ尽くした研究の末。60歳にして初めて納得のいく作品を完成する。 「一竹辻が花」と命名する。1977年初の個展を開催。 以来国内にとわずヨーロッパ・北米で展覧会を開催。1990年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章する。 2003年4月逝去。










一山を使ってギャラリーや回遊できる散策道をつくっているので、竹や紅葉の季節ごとにたのしめます。 思いっきり深呼吸をして参りました!  また秋に訪れてみたいですねーぇ、違った一竹辻が花に会えそうです。









    ■山梨県南都留郡富士河口湖町2255  TEL 0555-76-8811

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