金曜日, 8月 29, 2008

信州の二つのギャラリー アート&陶器

この夏に信州のふたつのギャラリーを訪ねてみました。  一つは諏訪湖湖畔にある『原田泰三 美術館』です、もう一つは八ヶ岳の夢宇谷にある『器ギャラリーMuu』個性あふれるまるで異次元の世界。

原田泰三さんのアートはどなたでも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ふるさとの日常生活の一端を顧みる様なモチーフ。 ホットさせる温かさ、日本のすべての都道府県の四季を描き出している原田さんの世界。  ちょうどこの日は本人の原田泰三さんがいらしてTV局の中継がギャラリー内で行われていました。 何だかラッキー!  あのイラストタッチにも感じるのは東京の美大を出てグラフィックD・イラストレーターの仕事をしてきたからなのでしょうか。                             どうやって 景色を絵画に起こしの? スケッチですか? それとも写真を撮っておくのでしょうか?  ご本人曰く・・・・写真を沢山写しています!
私の素朴な疑問にもお答えしてくれました。 (やっぱり!) 127点の作品は長い間に描き上げたのでしょうが、 大変な量と集中力ですよねぇ。 どの作品もふるさとのひとこま、ですが、         私の好きな絵は会津若松のおばあちゃんが店番をしている駄菓子屋さん。 と 北海道網走の 海辺の駅。    亡くなった母と何年か前に旅行に訪れた駅がちょうどオホーツク海に面して同じ様な景色だったことを思い浮かべておりました。  きっと見たものが、こんな景色どこかで出会っているねぇって思わせる懐かしさ。  あるね・・・。 

信州諏訪湖湖畔にある『原田泰三 美術館』どこか懐かしい田舎の風景に囲まれて・・・・・ゆっくりと温かいな優しい気持ちになってほのぼのとした時間が流れていきました。 ほっ!





















八ヶ岳に住んでいる友人の案内でJR甲斐小泉駅までの間にある宮川付近の夢宇谷。
ちょっと地元人じゃないと分かりにくい奥地にある『うつわギャラリーMUU』

庭に点在する大きな壺たち、 古木で組まれた外装。 アジアンかジャパニーズか?はたまたイスラムか? まるで異次元の世界に入り込んだ様な不思議な空間?!

なのに落ち着くのは古木の中に居るせいか??なぁ ギャラリー内のうつわは全て作家ものですが中にはわたしもお話をしたことのある笠間の作家たちの器も展示してありました。





*お茶のみ処から庭を眺めて. 緑が美しく夏の暑さを一瞬忘れそう!














アジアンな感覚か?日本や韓国の古民家を崩した木製のインテリア・アンティクな家具・彫金のオブジェ・大きな陶器の瓶・鬼のセラミッユ人形途中の廊下に置かれているひとつひとつはバラバラなのに 不思議と全てがマッチしてしまう異空間ギャラリーMUU夢宇。

陶器ばかりではなく和紙や衣装などもあり、 一日いても飽きないだろうなぁと・・・時間があればまたゆっくりと訪ねてみたいギャラリーMUUでした。  ただし15歳以下は入場不可です。


                









 ■Gallery Muu  山梨県北杜市大泉 夢宇谷  TEL 0551-38-0061

 ■原田泰三 美術館   長野県諏訪市渋埼1792-375  TEL 0226-54-1881

    *写真をクリックすると拡大されます。