土曜日, 5月 26, 2007

5月のできごと・・・益子陶器まつりと渋谷おはら祭り

*我が家前の桜並木は清々しい新緑一色になりました!   
すっかり東京は暖かさを通り越して初夏の暑さですね。 ゴールデンウィークに始まった5月ももう残りわずかに・・・私が行っている「うつわくらぶ京」はこの春で一周年を迎えることができました。 これも皆様のお陰だと感謝しております。                  
うつわくらぶ京でお馴染みの作家さん達に会うためにゴールデンウィーク後半は主人と益子陶器まつりに出かけてみました。 天気は上々  関係者だけが持っている「作家マップ」を作家の田村一さんに頂いて・・・さあスタート。  相変わらず人気の彼は忙しそうーに接客に追われていましたが、依頼している新作の器の経過と個展の話を聞いて次ぎの作家さんにと足を進めることにしました。  常滑のグループがきている所へ、お馴染みの田鶴濱優香さんに会いに、電話で約束していた器の打ち合わせをして、新釜の調子具合を聞いて、・・・ご主人の田鶴濱守人さんを交えておしゃべり。  実は守人さんのお父様は益子付近にお住まいの画家でいらっしゃいます。  毎年春・秋の陶器まつりにくる常滑グループのみなさんはこのお父様の家に一週間イソウロー!? いや合宿です。 毎日炊事当番を決めて楽しく盛り上がっている様子・・・本当に仲がいい陶芸家常滑グループです、そうお馴染みのあの方も彼女もいました!
私は年に2回益子陶器まつりに来るので今回は違った益子を見てみることに。 共販を過ぎて道具や方面に進む途中にある「岩下製陶の登り窯」昭和50年までフル稼働していた、関東最大級の10室ある窯です。
長さ19m・幅6m・高さ1.7m凄い!
今はガス・電気・灯油窯に変わってしまいもう登り窯で実際されている方は極少なくなっていますが焼き上がりの風合いや釉薬の味具合はやはり登り窯には代えられないものはあります。  ちょっとこの辺で休憩、暑いぐらいの日差し、冷たいアイスコーヒーを飲んで一休み。器屋のギャラリーに楽しそうな「浜石絵」がありました、石にカラフルな絵が描かれています。アフリカ風だけどちょっと違うオリジナル・・・?!
横丁を入るとここも作家さん達のお店が並んでいます、涼しげなガラスのショップ
風鈴の音色が涼しげでのどかな感じーーいいなーぁ。 私もここでお気に入りの買い物タイム。 工房LUBAのあかねさんのミルクピッチャーを2種類買いました。
ご主人のヘスアルドさんはスペインのアンダルシア出の人、  磁器に綺麗な色絵付けをしているのがヘスアルドで渋い土ものの器を陶作しているのが奥さんのあかねさん。 何だか反対みたい・・・!?   この鮮やかな染付け大皿を製作したのが智香さん波佐見にもいたというのでまたまたお付き合いのある共通の窯元さんの話ではずんでしまいました。 ポルトガルの工房でも仕事をしていたとか、うーん若さで頑張ってどんどん吸収していい感性で陶作を続けて欲しいですねー。   ここでもお買い物彼女の湯呑みを購入です。 お付き合いのある「On The Table」の吉沢さんのお店に寄ってハンサムなご主人様と話してから益子を後にすることにしました。  途中石階段に沢山の器が並べて売られています、思わず綺麗なので写真しちゃいました!
器は見ているだけでも飽きないもですが夕昏ちかくそろそろ東京に戻ることにします。 まだまだ残り二日間は陶器まつりが続きます。


            【5月13日 渋谷 鹿児島おはら祭り】
毎年5月には鹿児島県人が集まり「鹿児島おはら祭り」が渋谷道元坂・文化村通りで盛大にパレードされます。  実は主人は鹿児島県人です。 大学時代から東京で現在に至るまでズート東京生活、普段は標準語なれど鹿児島関係者と電話で話しだすとお国訛り、終わったとたんにまた標準語に切り替わる早業! お陰様で東京育ちの私も通訳なしで理解出来るほど主人との付き合いの長さを感じる今日この頃。
5月13日に関東周辺の鹿児島県人会の60連が勢ぞろいで「おはら祭り」を競う。  各連毎にお揃いのハッピや着物で踊り審査されます。
審査員の中には、ジャニーズの薬丸君の叔父さんもおります。この叔父様司会はとっても面白くうまい! 既に10周年の行事になったおはら祭りです。 何故渋谷で行われるかは多くの方の関心ごとです。




【何故渋谷でおはら祭りなのか?】   その昔(12世紀)渋谷一帯は豪族渋谷氏が統治していました。 渋谷氏は源平合戦の功により鎌倉時代に今の薩摩川内市のあたりに領地を得て統治した事に始まる。  その子孫東郷平八郎は鹿児島の自然や文化の中で育ち、日本海海戦で戦慄で戦果を上げた。その東郷元帥を祀る東郷神社が渋谷にあります。 大山巌元帥も鹿児島の出身であり、今の渋谷区神宮前に邸宅を構え西郷兄弟との交遊もあった。 また 西郷従道の住まいも渋谷南平台にあり今は西郷山公園になっている。 渋谷と鹿児島はゆかりの地と言うわけですね。主人が参加している「渋谷おはら連」は昨年の3月に立つ上げ、特訓を重ねての初参加にも関わらず昨年は準グランプリーに輝く好成績!   今年は区長賞を頂いた! ようだ でも主人が踊りの練習をしているのを見たことがありません。 やはりそのはず、パッヒ姿にプラカードを持って練り歩いているのが彼の役目だからです。  私は今年初めてこのおはら祭りを見に行ってみました。 一般の方たちの飛び入り参加をしているのは彼の連だけでした。 「踊る阿呆に見る阿呆・・・同じ阿呆なら踊らにゃ損そん・・・」って阿波おどりにある文句ではありませんが、見ているよりは一緒に参加するともっと楽しめるんじゃないでしょうかねーー! 終了後の打ち上げで呑む焼酎はさぞうまかーー。 そして思う存分お国訛りにしたっての楽しい時間を味わっていたことだと・・・思います。
*写真はクリックすると拡大されます。