月曜日, 9月 24, 2012

【サザエさんの街 桜新町とねぶた祭り】   【東北の地 あれから】

         【サザエさんの街 桜新町 と ねぶた祭り 9・15】


私が住んでいる世田谷馬事公苑付近から散歩がてら20~30分程行くと、「サザエさん」でお馴染みの長谷川町子美術館がある桜新町に着きます。  
今年は9月15日土曜日一日だけ、サザエさん通りにて青森県浪岡町の皆さんの協力により毎年恒例行事として「ねぶた祭り」が行われました。













■シルエットのサザエさんとたらちゃん


■町にはサザエさんも現た?!







  








                                                       そもそもは平成8年、桜新町商店街のインターネットサイトを通じて、青森県浪岡町の皆さんと交流が始まり、平成16年に新町商店街50周年記念行事として「ねぶた祭り」を1回限りで行うつもりが、地域の方々や商店街の熱い希望と協力で毎年続いているそうです。  





■深沢高校和太鼓サークルの生徒達

地元の深沢高校の生徒達による和太鼓もなかなかのものその迫力と息もピッタリ合って大感激です!!
 
4種類程の曲を打ち終わった後は見物者達や子供たちにもバチを貸してくれて太鼓打ちを経験させてくれます。
その後のフィナーレは1台の太鼓ごとに3人ずつ回し打ちをして総打ちする盛りあがりで、圧巻でした!!
  
オンデコ座からスカウトがくるんじゃないの!? って近くの生徒さんに聞いてみたら・・・・そんな事はないですよーって、照れていましたが素晴らしい和太鼓演奏でした。 


 彼らは結構いろんな処からお声が掛り出演しているそうです。  思春期の難しい時期に女子も男子も一つの事に打ち込めるものがあるって脇道にそれる事無く素晴らしいことだと思ったなぁ・・・・。 (拍手!)
■昭和女子大デザイン部のねぶた
青森の浪岡町のみなさんは勿論ですが、東京にいる青森県人会のみなさんも大勢駆けつけてゆかた衣装に鈴を沢山付けてピヨンび跳ねて踊る「ねぶた祭り」の楽しく繰り広げられた夏の夜の熱いあつい祭りでした。
東京でねぶた祭りが見られるとは思いませんでした。 癒された1日でした。


東北の地 あれから 


6月 奥会津にマタタビ細工の仕入れに行った足で主人の弟のいる仙台に足を延ばしてみた。                                       どうも筆無精の私がまめにブログを書くのはちょっと苦手、カメラはいつでも持ち歩いているので、直ぐに納まるのだが、文章となるとブロガーの皆様の様にはすらすらと頭から文面が出てこない。  そんな訳で書こう書こうと思いつつ時期を失ってしまう事しばしば。

もう7・8年前だったろうか? 仙台・塩釜・奥松島・石巻・気仙沼を車で主人と旅した事があった。    ある小説に出てくる石巻の旅館に泊ってみたいと云う主人の思いから「気仙屋旅館」さんに一泊お世話になった。 表に寿司屋も兼ねた構え、小説に書かれた有り様に風呂も料理も店主も正にうなずけるままっだった、旅館の店主ともあれこれその小説の話を交わしてみた覚えがある。                   3.11以来、奥会津までは仕入れに行くのだが、・・・・。いつも気に成っていた人たちや赴任先の弟との再会も兼ねて、8年前に訪れた道筋を辿ってみる事にした。 

■佐藤忠良  帽子の女
                           奥会津からまずは仙台へ生憎の雨模様です。 弟の住舎は広瀬川右岸の文教地域にある、向かいに東北大学があり、右側に宮城県美術館のある緑の多い環境のいい地域でした。  彼も散歩がてら何度もお隣の美術館を訪れているとか・・・。  真珠の首飾りの少女でお馴染みの「フェルメール展」では長蛇の列だったと話していました。         私がゆっくり拝見したかったのは、佐藤忠良の彫塑。  生誕の地である宮城県のこの美術館に佐藤忠良記念館が常設されている。   主人も久々の再会であちらは昼間からビールでゆっくりと・・・・。 私はひとりでゆっくりと「若き女の像・帽子の少女・素描」を堪能してきた。
館内が撮影禁止なので、作品はこれ以上写せません。 
 









翌朝3人で8年前に訪れた塩釜の魚市場や石巻へ行ってきた。   市場は以前と変わらず鮮魚も食品も並んでいたが、観光や訪れる人が少ないので活気はちゃっとたりない。  津波は市場の後ろ近くまで迫っていたけど、市場が水を被ることはなかったのが幸いでした。
 当時の話を聞かせて下さったお店のおばあちゃん 有難うございました!
■塩釜の魚市場


その後石巻へ石巻はとても大きな被害を被ったところです。 まだまだ流された車のスクラップや家屋の瓦礫がそちらこちらに山の様に積まれ、海岸線は地盤沈下されて海水が引かない所もあります。 石巻地域は広く復興までの遠さをリアルに感じました。

■日和山から見た 左災害前・ 右災害後

■中央 白いドームが石の森章太郎漫画記念館










日和山は春は桜の美しい名所で街を一望する小高い丘になっています、 当時多くの人たちがこの場所に避難されていました。 偶然でしたが、私たちが8年前に宿泊した気仙屋旅館の寿司やさんはこの日和山の頂上付近に店を構えていました。 

■水産会社のかんばんの巨大缶詰






 

■災害にあった学校


                  お昼にお寄りして息子さんに伺ったら、旅館はお父様がされていたのだそうですが、災害後は閉館しているとか。 お父様も無事にされているとの様子でした。 良かった少しでも過去に関わりがあった方の安否が分かって、無事であることが分かった事。     それから 街中の仮設ショッピングセンターで少しでも産地物産品を買って帰ろうと思い寄ってみましたら、何とビックリ!   突然「TBS 朝ズバ!のみのもんたさんが カメラマンたちと復興の様子を取材に現れた、2カ月毎に訪れているそうです。  翌朝の朝ズバ!で石巻の様子をそのまま報道されていました。ピックリ!      皆さんとても頑張っているのが伝わってきます、少しでもできることをしていきたい!  まだまだ現地は復興まで遠い感じがしますが、まずはこの山の様になった瓦礫をどうにかしないと始まらないでしょう。
   

■石の森章太郎漫画記念館
*この仮設ショッピングセンターの裏に北上川が流れていて、向かい岸に石の森章太郎のシルバードームの漫画記念館があります。


■仮設ショピングセンター裏の北上川の壊れた橋
    

   








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