水曜日, 10月 05, 2016

銀座・手仕事直売所

10/3まで、銀座松屋にて各地の手仕事による作家さん達の直売展が行われました。
ガラス・陶器・藤篭・木工・織物・漆器・鋳造・金工・竹細工・荒物屋などなど。          陶芸はちょうど伊東丈浩さんがスリップ技法の実演を行われているところで、改めて技法の方法やまるでケーキに紋様デコしているかの様な面白さが伝わったきます。



数年前に熊本のふもと窯のスリップ技法の井上尚之さんに会いに行ってきたので、その時のイメージがオーバーラップしてきました。  会場にいる作家の斎藤十郎さんや山口和声さんもふもと窯でスリップを修業されていたそうだとか・・・。



沢山のお客様が買い愉しんで、直接作家さんと会話ができるので、会場は活気に満ちていました。
近頃は伝承の工芸品や本物の素材を求めて、生活の中で納得し愉しめて永く使っていける手仕事品が求められています、本物志向・・・昔から伝承されるものには、その素材のもつ意義がある

岩手 南部鉄器
からこそ今も尚大切に受け伝わっているんですね!!
山形の関川のしな織のバック
しな織をしている作家さんです。
とても素敵なことだと思います。




説明を聞いてその手間暇の掛った工程。木の木肉から織る、山形関川のしな織のバックは丁寧に一歩一歩進む工程に本当に驚きでした!!
是非説明を聴いてほしいですね。
②スリップ技法でチューブから釉薬を絞り描いたところ。
  
丁寧な手づくり木工家具のコーナです。
①スリップ技法の実演中の伊藤丈浩さんです。
③焼き上がるとこんな器になります。
目的のお品を買い求めるお客様たちがいっぱいです。


 
 
 
*クリックするとしゃしんが大きく成ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

火曜日, 9月 13, 2016

奥田章展 二子玉川高島屋

  【 奥田章 展 行ってきました 】

9月に入り台風が次々と日本列島に上陸、各地に被害が相次いでおります。
そんな さなか東京の二子玉川高島屋で 奥田章展が5階食器エリアで開催。
9/7(水)~ 9/13(火) 初日に奥田さんがいらしていると連絡があったので
私は昼頃に到着、しかし・・・釘田さん遅いよ!と奥田さんに云われて・・・。
そのはず、開店と共にかなりの奥田ファンが5階に駆け上がった様子。

今回は新作も展示されていたので会場での作品の写真も撮らせていただき、注文もしてきました。

ひとつひとつ丁寧に奥田さんがうつわの説明をしてくれたので、一見同じに見えるが土の違い釉薬の加減などや金彩の入り方も説明していただきよくわかりました。
まだ 手直しする部分もあるそうですが、また新作を皆様にご紹介して参ります。

■会場での様子や新作うつわの写真です。

この2・3日で完売してしまう勢いです、最終日には
うつわの展示がないかもしれません!
奥田章さんです。
和食器でも洋にもエスニックにも合わせられるモダン感がそして使い手を考えて軽くて使い易いうつわづくりが、うつわファンのハートを掴んでいるのでしょう!!      
とても気さくで、フレンディな奥田さんの魅力も器と共に惹かれますね。
会場ではお客様と記念写真に応じていらっしゃる奥田さんの姿もありました。


十草のパスタ皿。

金彩のうつわ ちじれて綺麗に金彩。
会場でお客様に説明中。
黒十草の急須。板皿です。


  *写真をクリックすると拡大されます。






 

金曜日, 5月 13, 2016

イタリア料理の名店「アルポルト」片岡:落合

イタリア料理の名店
「アルポルト」。

オーナーシェフの片岡さんは、
かつて料理長を務めていたお店で
6年連続満席を続けるほどの
腕前を披露されていたそうです。

その成功の秘訣とは──

────────[今日の注目の人]───

イタリア料理の名店
「アルポルト」。

オーナーシェフの片岡さんは、
かつて料理長を務めていたお店で
6年連続満席を続けるほどの
腕前を披露されていたそうです。

その成功の秘訣とは──

◆ 食の喜びを求め続けて ◆

片岡 護(リストランテ・アルポルト オーナーシェフ)
   ×
落合 務(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ オーナーシェフ)

※『致知』2016年5月号【最新号】
※特集「視座を高める」P58

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【落合】
「グラナータ」とは対照的に、
片岡さんが昭和52年から
料理長を務められた「マリーエ」では、
最初からお客様がたくさん
いらっしゃったようですね。


【片岡】
オーナーが有名なテノール歌手の
五十嵐喜芳さんで、イタリアに
精通していらっしゃいましたから、
ここで出すものなら間違いないだろう
という印象が最初からあったんです。


その時、僕の頭にあったのが、
ミラノの「ダリーノ」というお店でした。

いろんな料理を少しずつ出して、
最後に美味しいパスタがバーンと出てくる。
あぁ、こういう懐石料理みたいなのが
イタリアにもあるんだと思って
すごく印象に残っていたんです。


(略)


(それで)日本料理の
エッセンスを入れて、
日本人の個性を生かして
やろうと思ったんですよ。

最初は、そういうのは
イタリアンじゃないと思われて、
五十嵐さんも乗り気ではなかったんです。

でも、僕はとにかくいろんな形で
イタリア料理を知っていただきたい
という気持ちが強かったので、
何とかご理解をいただいてやってみたら、
それがすごくヒットしましてね。

僕がお店にいた6年間、
ずっと満席が続いたんです。


【落合】
だからお互い両極端といえば
両極端なんですね。

僕の場合はイタリアと同じものを出そう。
同じやり方をコピーして絶対に
本物以上にしてやろうという
気持ちでやっていたけれども、
片岡さんは本物のイタリア料理
でありながら、日本人が
喜ぶ形にアレンジされた。

だから日本のお客様にも最初から
受けたんですね。頭がいいんだよ。

【片岡】
五十嵐さんとの契約期間は
6年間だったんですが、
4年経った頃によそから、
うちでやりませんかという
お誘いをいただきましてね。

いろんな人に相談したんだけど、
自分のやりたいお店のイメージは
はっきりしていたので、だったら
自分でやったほうがいいと考えて、
2年後に独立して「アルポルト」を
オープンしたわけです。

ですから、独立のきっかけを
もらったのは、その引き抜きの
話だったんですよ。


ただ、最初は全然お客様が入らなくて
本当に大変でした。

五十嵐オーナーの手前、
「マリーエ」でやっていたことは
伏せていて、知名度もありません
でしたからね。でもありがたいことに、
女優の有馬稲子さんが新聞のコラムに
僕のお店を取り上げてくださって、
それからずっと満席になったんです。


こうして振り返ってみると
改めて実感するんですが、
そんないろんな積み重ねが
あっていまがあるわけですよね。
 

【落合】
僕が独立を具体的に
考えるようになったのは……


※イタリア料理の最高峰に立つ
 お二人ですが、心のうちでは
 まだまだ勉強しなければと
 いまも料理の道一筋です。

 一つの仕事に誇りをもって
 取り組む、お二人ならではの
 対談の続きは本誌で!


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  あなたの人間力、仕事力を高める
      月刊誌『致知』