月曜日, 10月 15, 2012

元木貴信・庸子 ガラス展

 【 元木 貴信・庸子 ガラス展 】 2012 10/10~10/18 銀座ギャラリー 田中


「うつわくらぶ京」で扱っております、ガラス作家元木貴信さんと奥様の庸子さんのガラス展に行ってきました。

地下鉄日比谷下車して 銀座コリード街の向かい側、スターバックスの角ビル1Fにギャラリー田中さんがあります。
私が知り合ってから6年程経ちますが、個展の度にドンドン技術が向上されて、その素晴らしさは、崇高な芸術品です!

写真前列左の「レース紋様皿」はうつわくらぶ京でも同じ様な「レース紋様オシャレ浅鉢 ピンク」を作って頂きました。

http://www.utsuwaclub-kyo.jp/product_info.php/products_id/646
■レース紋様オシャレ浅鉢 元木貴信作

            
■香水入れ・レース紋様皿   貴信作                                                                                                         


                                                                                                           

■カクテルグラス金彩 貴信作

■ジュエリーBOX 銀彩 色ガラスを何層にも重ねて制作 貴信作
元木さん達はご夫婦でガラス作家です。 貴信さんは宙吹きガラスが得意。  奥様の庸子さんはサンドブラスト技法が
得意。 おふたりの合作も展示されています。


■もみじ柄のサンドブラスト大皿  庸子作



■ばら花サンドブラストグラス 庸子作 ・ 形状は貴信作
 貴信さんがグラスの形状を制作、庸子さんがグラスにサインブラスト技法で表情を付けていきます。 二人三脚!?ですね。 息がぴったり合ったところで素晴らしい作品が誕生するのですね!

期間中是非 作品を観て下さい! きっと目の保養になりますよ!


■サンドブラスト技法= ガラス器の加飾技法の一つ。金剛砂を、圧搾空気と混合し、透明なガラス面に吹き付けて模様を現わす方法。アメリカで開発された。




*画像をクリックすると写真が大きくなります。








水曜日, 10月 03, 2012

大谷桃子さんのうつわ

        【大谷桃子さんの バナナ葉ボウル 大】

学生時代しばらくインドネシアで暮らしました。 その時に熱帯の植物の美しさのとりこになり、それらの印象的な植物をモチーフにしてうつわを作陶しています。
どの工程も楽しいものであり、大変なものであり・・・なのですが、特に絵付け(呉須をおいて 線彫りを入れていく作業)を愛していると思います。


■バナナ葉ボウル 大 径13XH7 八分目300cc  大谷桃子作






私の器に命が入っていく行程だと思います。でも、本当に集中して根気のいる作業をしていくので とても とても疲れます。 終わった時はしばらく放心状態ですが棚にならんだ命の入ったうつわを眺める時、 とても幸福です。
これからも使って下さい。 みなさんにちょっと楽しんで料理を作ったり、食べたりして頂けるような うつわを作っていきたいです。
大谷 桃子。




手の平にたっぷりとした丸身が可愛い「バナナ葉ボウル 大」 粉引きにグリーンの丁寧に千彫りされたバナナの葉柄が
爽やかで印象的です!
大谷さんの言葉からもきっちりと線彫りが終わった時にうつわとしての魂が入った時、これからの使命を果たしていくのでしょう!!
作家さんから入荷されたうつわを手にする時 「このうつわにはどんな使い方が似合いのかなぁ?  って考える」
「どんな人が使うのかなぁ って考える」・・・・・・使命を果たしてくれる。




■蓮の実菓子皿 ・ 蓮のつぼみ菓子皿 径12.5XH2.2 大谷桃子作                
和菓子やケーキを載せて愉しんで頂けるまん丸の可愛らしい小皿、粉引きに線彫りされた蓮の花が何とも素敵!!
対象的な色使いだけど、どちらもいつもそばに置いておきたいうつわのひとつ・・・・。


■蓮のつぼみフリーカップでお茶時間!径8.5XH7.8  大谷桃子作
 いつものお茶が一層おいしく感じそう! お友達と秋のお茶時間を愉しんでくださいねぇ! 
 
 うつわくらぶ京で通販。







月曜日, 9月 24, 2012

【サザエさんの街 桜新町とねぶた祭り】   【東北の地 あれから】

         【サザエさんの街 桜新町 と ねぶた祭り 9・15】


私が住んでいる世田谷馬事公苑付近から散歩がてら20~30分程行くと、「サザエさん」でお馴染みの長谷川町子美術館がある桜新町に着きます。  
今年は9月15日土曜日一日だけ、サザエさん通りにて青森県浪岡町の皆さんの協力により毎年恒例行事として「ねぶた祭り」が行われました。













■シルエットのサザエさんとたらちゃん


■町にはサザエさんも現た?!







  








                                                       そもそもは平成8年、桜新町商店街のインターネットサイトを通じて、青森県浪岡町の皆さんと交流が始まり、平成16年に新町商店街50周年記念行事として「ねぶた祭り」を1回限りで行うつもりが、地域の方々や商店街の熱い希望と協力で毎年続いているそうです。  





■深沢高校和太鼓サークルの生徒達

地元の深沢高校の生徒達による和太鼓もなかなかのものその迫力と息もピッタリ合って大感激です!!
 
4種類程の曲を打ち終わった後は見物者達や子供たちにもバチを貸してくれて太鼓打ちを経験させてくれます。
その後のフィナーレは1台の太鼓ごとに3人ずつ回し打ちをして総打ちする盛りあがりで、圧巻でした!!
  
オンデコ座からスカウトがくるんじゃないの!? って近くの生徒さんに聞いてみたら・・・・そんな事はないですよーって、照れていましたが素晴らしい和太鼓演奏でした。 


 彼らは結構いろんな処からお声が掛り出演しているそうです。  思春期の難しい時期に女子も男子も一つの事に打ち込めるものがあるって脇道にそれる事無く素晴らしいことだと思ったなぁ・・・・。 (拍手!)
■昭和女子大デザイン部のねぶた
青森の浪岡町のみなさんは勿論ですが、東京にいる青森県人会のみなさんも大勢駆けつけてゆかた衣装に鈴を沢山付けてピヨンび跳ねて踊る「ねぶた祭り」の楽しく繰り広げられた夏の夜の熱いあつい祭りでした。
東京でねぶた祭りが見られるとは思いませんでした。 癒された1日でした。


東北の地 あれから 


6月 奥会津にマタタビ細工の仕入れに行った足で主人の弟のいる仙台に足を延ばしてみた。                                       どうも筆無精の私がまめにブログを書くのはちょっと苦手、カメラはいつでも持ち歩いているので、直ぐに納まるのだが、文章となるとブロガーの皆様の様にはすらすらと頭から文面が出てこない。  そんな訳で書こう書こうと思いつつ時期を失ってしまう事しばしば。

もう7・8年前だったろうか? 仙台・塩釜・奥松島・石巻・気仙沼を車で主人と旅した事があった。    ある小説に出てくる石巻の旅館に泊ってみたいと云う主人の思いから「気仙屋旅館」さんに一泊お世話になった。 表に寿司屋も兼ねた構え、小説に書かれた有り様に風呂も料理も店主も正にうなずけるままっだった、旅館の店主ともあれこれその小説の話を交わしてみた覚えがある。                   3.11以来、奥会津までは仕入れに行くのだが、・・・・。いつも気に成っていた人たちや赴任先の弟との再会も兼ねて、8年前に訪れた道筋を辿ってみる事にした。 

■佐藤忠良  帽子の女
                           奥会津からまずは仙台へ生憎の雨模様です。 弟の住舎は広瀬川右岸の文教地域にある、向かいに東北大学があり、右側に宮城県美術館のある緑の多い環境のいい地域でした。  彼も散歩がてら何度もお隣の美術館を訪れているとか・・・。  真珠の首飾りの少女でお馴染みの「フェルメール展」では長蛇の列だったと話していました。         私がゆっくり拝見したかったのは、佐藤忠良の彫塑。  生誕の地である宮城県のこの美術館に佐藤忠良記念館が常設されている。   主人も久々の再会であちらは昼間からビールでゆっくりと・・・・。 私はひとりでゆっくりと「若き女の像・帽子の少女・素描」を堪能してきた。
館内が撮影禁止なので、作品はこれ以上写せません。 
 









翌朝3人で8年前に訪れた塩釜の魚市場や石巻へ行ってきた。   市場は以前と変わらず鮮魚も食品も並んでいたが、観光や訪れる人が少ないので活気はちゃっとたりない。  津波は市場の後ろ近くまで迫っていたけど、市場が水を被ることはなかったのが幸いでした。
 当時の話を聞かせて下さったお店のおばあちゃん 有難うございました!
■塩釜の魚市場


その後石巻へ石巻はとても大きな被害を被ったところです。 まだまだ流された車のスクラップや家屋の瓦礫がそちらこちらに山の様に積まれ、海岸線は地盤沈下されて海水が引かない所もあります。 石巻地域は広く復興までの遠さをリアルに感じました。

■日和山から見た 左災害前・ 右災害後

■中央 白いドームが石の森章太郎漫画記念館










日和山は春は桜の美しい名所で街を一望する小高い丘になっています、 当時多くの人たちがこの場所に避難されていました。 偶然でしたが、私たちが8年前に宿泊した気仙屋旅館の寿司やさんはこの日和山の頂上付近に店を構えていました。 

■水産会社のかんばんの巨大缶詰






 

■災害にあった学校


                  お昼にお寄りして息子さんに伺ったら、旅館はお父様がされていたのだそうですが、災害後は閉館しているとか。 お父様も無事にされているとの様子でした。 良かった少しでも過去に関わりがあった方の安否が分かって、無事であることが分かった事。     それから 街中の仮設ショッピングセンターで少しでも産地物産品を買って帰ろうと思い寄ってみましたら、何とビックリ!   突然「TBS 朝ズバ!のみのもんたさんが カメラマンたちと復興の様子を取材に現れた、2カ月毎に訪れているそうです。  翌朝の朝ズバ!で石巻の様子をそのまま報道されていました。ピックリ!      皆さんとても頑張っているのが伝わってきます、少しでもできることをしていきたい!  まだまだ現地は復興まで遠い感じがしますが、まずはこの山の様になった瓦礫をどうにかしないと始まらないでしょう。
   

■石の森章太郎漫画記念館
*この仮設ショッピングセンターの裏に北上川が流れていて、向かい岸に石の森章太郎のシルバードームの漫画記念館があります。


■仮設ショピングセンター裏の北上川の壊れた橋
    

   








*クリックすると写真が拡大されます。



月曜日, 5月 21, 2012

  【 十河隆史 個展 】 3・31~4・8 吉祥寺中道通   ギャラリー PooL


 十河さんから東京で個展をするのでとお知らせがあった。  
■十河隆史さんです
2年前のクラフトフェア以来の再会になる。  吉祥寺も久しぶりで、日曜日の人出は若い人たちでいっぱい、特に吉祥寺北口のパルコ前の信号を渡った中道通りは小物雑貨や骨董品やギャラリーやこじゃれた飲食店やブテックで求める人ひとの波が絶え間ない。



ズート通りを進んで来るとレトロな雰囲気のアパートの一角がギャラリー PooLさん,既に十河さんのうつわのファンが何人か買い物をしていて、十河さんに会えて嬉しそうに話掛けていました。

今回に合わせて新作も揃えています、私もワクワクしながらギャラリーの中へ作品拝見!  遥々岡山からの十河さんはいつも朗らかに迎い入れてくれます。 「お久しぶりです・・・・・・・・・」  


■黒釉鉢













十河さんの手仕事の丁寧さはうつわを観て頂くとわかる様に十河さんらしく誠実感があり、使い手を裏切りません!

料理を引き立てることは勿論ですが、使い程に重ねられていくうつわの趣や刻まれる歴史、馴染む重さや美しさは今日・明日でできることではない素敵さ・かっこ良さ・・・・・大切に使って味わって頂きたいうつわの愉しみです。



*黒釉鉢は見込みにオレンジの御本が出ていて、窯変が魅力的でした。 当店でも注文をしているので、出来上がりがとても愉しみです!  入荷次第UPしますね!!
また 東京で作品展が開かれる様でしたらまた 伺えたいと伝えてその場を後にしました。


■粉引の浅鉢・ピッチャー

■湯呑みも素敵です!















磁器の様に見えるきめ細かい土で作陶したマットな白釉。 十河さんの独特な粉引き。 しっとりとした灰釉。 今回多かった黒釉。







赤土をそのまま焼き締めたもの(炭化)、うつわの内側が白で外側が黒のもの(白黒シリーズ)、うっすらと灰釉を掛けたもの灰釉。
どれも十河さんの作った証がそのまま指跡として残された温かさが伝わるうつわたち。
料理を引き立て,飽きのこないシンプルさが
魅力でした。 出来上がりが愉しみです!!




 
■美味しそうなカツサンドの店
■中道通りの骨董屋
                                          帰り道・・・・・好奇心いっぱい!
キョロキョロ・ワクワク・・・・・・・・
 中道通りは沢山の若者で賑やか、楽しのる雑貨店や骨董食器の店、お腹をそそる美味しそうなカツサンドの専門店。


        行列になった屋台の鯛焼屋さんや無農薬の八百屋さん、東急裏ではおさるさんの芸人? 芸猿が多くの人たちをわかしていました!!  散歩がてら吉祥寺散策も愉しいですよ!  きっと気に入ったうつわや雑貨に出会いそうです。
■いろいろな雑貨店が点在

■おさるの芸




 




■美味しそうなレストランもいろいろ点在




*写真をクリックすると拡大されます。








火曜日, 5月 15, 2012

作家さんたちのうつわ展 拝見!

東京 信楽陶器&麻宮茶 2012 2月9日~2月12日
■奥田章さん
                                                                                         信楽の奥田章さんからお知らせがあり、東京新宿に出てくるとのことでした。 
新宿副都心内のリビングデザインセンターOZONEのビルで信楽焼と信楽のお茶のイベントをすることになったそうです。


奥田さんはワークッショップも事前に組んでいた様で、私が伺った最終日には幾つかのお客様の作品が乾燥棚に載せられて、早く焼き上がる時を待ちどうしそうに並んでいました




■奥田章さんの茶器

久々にお会いした奥田さんは相変わらず、エネルギッシュに熱くうつわのことを話してくれます、そして信楽のお茶とのコラボの宣伝を・・・・!
■麻宮茶の試飲中

会場には信楽の各窯元さんたちのうつわ・茶器で信楽のお茶を試飲できるスペースがあり販売も兼ねていました。
                          
若手の窯元さんの卯山窯・炎の味がま・明山窯・丸滋製陶・蛙一筋のシクヤ製陶さんなどなど勿論文五郎窯もですが作品やお話を伺い、 
若い人たちの力で信楽を盛りたてていこうとする意気込みは感じました!

■この時に「つまようじ入れクロス」の注文をしました、
多分当店が最初かな!? 作陶中の奥田さん!



「香り高く味深し」 琵琶湖の南部、信楽町に位置する麻宮は、標高300~500m高現地で、年間の温度較差が大きく、谷合いでは切りが発生するなど、独特の気象条件を有し、茶作りに最も適した条件を備えているそうです。 恵まれた自然環境の中、人と自然とが一体となり、安全でおいしいお茶作りをしてのです。

      

*写真をクリックすると拡大されます。