水曜日, 10月 21, 2009

2009 10月  信楽陶器まつりを訪ねて

           10月10・11 信楽陶器まつりへ


2年ぶりに信楽に行ってきました。  朝4時に東京を出発して、9時20分には目指す信楽陶芸の森に到着です。  晴天の気持ちのいい青空です。         今年は作家さんたちの出店数が多く、テントの列が増えていました。



1時間もすると多くのお客様が好きなうつわを求めて散策しています。
今年は名古屋方面にPRを大分したとか、愛知ナンバーや名古屋ナンバーが目立ちます。
土・日の高速使用が1000円とあって足を延ばす方々も数多いですね。
東京から来た私たちはその恩恵にあずかって嬉しい限りです!笑い
まずは 私もお付き合いをしている作家さん達にも挨拶をして廻り注文もしてきました。


ここは陶芸の本拠地信楽の作家さん達はここで陶芸の実習を身に付けて、それぞれ目指す陶芸作家の先生に師事され長い修行の道で自己の確立した陶芸の技を鍛えていくのです。


あれこれと欲しいうつわをGETして、お目当ての作家さんにもお話を聞いて帰りました。

夕方 奥田章さんの工房にお邪魔して・・・東京で今回初めて個展をされて伺って依頼、約束どおりに工房にお邪魔させて頂きました。   ちょうど大物陶器を手掛けるお兄様もいて一緒に話す機会がもてて・・・・奥田さんの陶芸に対する迸る様な熱い思いと、「どの様に形やデザインを考えていくんですか?」の質問にも・・・・・常に頭の中に部分、部分に構想を練って、ある時それが組合わされた瞬間に新たなうつわが生み出されるそうで、あれこれとお尋ねしたこと丁寧にひとつひとつ答えてくれました。 

こうして次々と素敵なうつわを考案していくんですね。  とても率直で陶芸への情熱をひしひしと感じる方でした。  注文も沢山してきましたので 、またご紹介しますね お愉しみに!!




あたりは真っ暗になり今夜の宿は琵琶湖付近の「草津」まで行きます。  前回は信楽にとれたのですが、今回はとれず高速を利用すると15分で草津とかで行けるようですが・・・なぜか ナビが悪い!! まったく役に立たないくナビ通りにどんどん進んだら 山越えするルートを指摘されて散散でした。泣く    ナビを新しく取り替えたのですが、どうも思う様ではなく困ったナビです!









11日も信楽に戻り 会場を廻ってから窯元横町をゆっくり廻ってみました。


昭和には陶器工場としてフル活動していた窯元もオイルショックを機にやもなく窯を休業。  その跡地にうつわギャラリーを展開している「ギャラリーほうざん」さんに立ち寄りゆっくりと焼き物話を伺ったり、買い物をしたり、美味しいコーヒーも頂き時間がゆっくりと流れたそんな空間を満喫してきました。















「ギャラリーほうざん」がある建物です、中に沢山の陶器が焼けるオイル窯があります、今はギャラリーの一室として窯も展示室になっています。







お目当ての小川顕三先生の工房にお邪魔しました。


庭に穴窯があり、とても季節を感じる風情のある庭や趣のある古い母屋や工房を拝見しました。


小川先生とてもお元気できさくな方です。  小高い山を利用して立てられた敷地には季節によってイノシシやシカが出てくることもあり、野菜や花を食い散らされたりするそうです。 すごーい!先生にもうつわをお願いしてきました。
またご紹介していきますね。   琵琶湖の草津からは京都まで23Kととても近い!あーーぁ京都!行きた-いと思いながらも今回は仕事優先。 残念ながら またの機会にします。 泣く
そんなこんなの信楽でした。





   *クリックすると画面が拡大されます。



木曜日, 9月 24, 2009

連休ぶらり 「照井 壮 展」


    連休ぶらり 「照井 壮 展」  2009 9/27 まで

9月のシルバーウィーク今年は運よく5連休になり、さあ大変! さてどうしようかと思いながら、世田谷桜丘からテクテク1時間散歩を兼ねて、二子玉川まで直行です。




高島屋の裏手にある「コホロ」さんで磁器の照井壮さんの個展を拝見してきました。


菊花箸置きや蓋もの・リム皿・八角鉢もの・カップ・小つぼ etc照井さんらしいシンプルで磁器なのに少し自然にゆがんだ皿にも手から作りだされた温かみの感じる味のあるうつわたちが持ち主を待っている様に見えました。  私も蓋ものを買い求めて、何を入れようか楽しみだなー。



照井さんは佐賀県有田の方で、修行中も韓国の李康孝氏について1年間勉強しています、有田の石土を使って生み出されたうつわたちは各地のうつわギャラリーでお披露目。


その日は 徳島のaalto coffee豆の販売も店内であり、照井さんのカップにふさわしい香りがしていました。


                                   コホロ


                         東京都世田谷区玉川3-12-11ー1F                                                 

          TEL 03-5717-9401













この二子玉川は高島屋が設立以来開発が進み若い世代のママたちの住宅街として人気があります。  高島屋を囲む様におしゃれなブテックや子供服の店やドーナッツ専門店カフェや飲食店が続いています。 「コホロ」さんもその一角にあります。
柳小路にはちょっと寄ってみたくなる様な料理店やスイーツの店などもあり、ゆっくりぶらぶら参歩道・・・・寄り道してみませんか?






















*クリックすると写真が拡大されます。




金曜日, 6月 26, 2009

  ■ 山本 泰三 展  5/29~6/4



恵比寿三越で行われた 「山本泰三展」に行ってきました。 

今まで、関西方面で個展・作品展を展開してご活躍の山本さんが、今回初めて東京で個展をされる事に

電話で時々お話することがありますが、信楽で工房にお邪魔して以来で、長髪にバンダナ姿がよく似合っていましたが、一変してすがすがしく短髪に、長身の山本さんにこれ又 よく似合っていました。  きっと気合いが入っているのかな!?


東京での個展いかがですか? 関西とは反応が違いますか?

「何せ はじめってで、どんなもんでしょうか 知っている人も少ないしねぇ・・・・」

でも 結構信楽のお仲間の方たちも随分こちらで作品展されていますよね。    うつわくらぶ京でもお付き合いさせて頂いている作家さん達も多いですよ!  今回 新作も沢山発表されて、ざっくりとした土味の個性派ものや拘りの釉薬や定番の黄粉引きや得意な鉄錆ものなど 画面でご紹介できないのが残念ですが、どれも手にしたいものばかりでした。 ワクワク今からしています!
また うつわくらぶ京で新作ご紹介して参りますので、お楽しみにして下さい!!













    ■ 河上 智美 ガラス展    -初夏のガラスー


東京の青山にある スパイラルマーケットで 河上智美 ガラス展がありました。
河上さんとは1年ぶりにお会いして、時々電話では話をするのですが、とてもお元気に成られた感じです。 
いつも気さくに話をされる方なので、この日はちょっと長々と世間話やら作品の話やらで、
ふたりでよく笑いましたねー。 (会場の係の人 ごめんなさい!)



  昨年後半、体調を悪くされて好きなアルコールを禁止しているそうですが、現在はとても元気になられて本当に良かったです。   安心しました。

いつも河上さんの作品展を拝見する度に感じるのは、頗るエネルギッシュだと思うのです。  既に5月後半で、4件もの個展を各地のギャラリーでこなされて、これからまだまだトータルで10件近くされるとか・・・。しかもそれぞれに違う新作を作成していくのですから・・・・ この方凄い!!   「 私は外出が嫌いなので ガラス制作に向いているのよ!」って  笑いながら、話す河上さんは 可愛い人! 小柄でいつも素顔で気さくなお人柄が好感もてて・・・何とも大好きです!  どこにこんなエネルギーを持っているの??? スタミナ源は禁止されているのに。笑
  と冗談は兎も角、 新作を沢山頼んできました。 出来上がるまでには間がありますが、おたのしみにしてください!! 


                                                 今までとはまた違った感じで、ご自分で木工もして取り入れたガラス器やケーキフードなどなどもお願しました。
作品が届きましたら 又ご紹介していきますね。



ますますお元気で頑張ってほしいですね。
たのしみに待っています。




東京の青山通り(246通)はファッション通り。 おしゃれなお店や美味しいお店の多くトレンディーな街。
近くの表参道は並木道の両サイドに世界のブランド店が立ち並ぶ街です。  東京に来た時は散歩してみてください! 裏原宿も楽しいお店がいっぱいですよ!





 *写真をクリックすると拡大されます。




金曜日, 6月 12, 2009

松本クラフトフェア・アフター6も出会いでいっぱい!!

          ■ 松本クラフトフェア ・アフター6 も出会いいっぱい!!■




今年も5月末に行われた、長野県松本クラフトフェアに行ってきました。
文化薫るアルプスの城下町「松本」




早朝 車で、10時頃到着。 今年から会場脇の駐車場は使用禁止、ホテルの駐車場に止めて、会場入り。 松本駅から真っ直ぐ徒歩で20分が会場の「あがたの森」 既に沢山の来客者。 天気も暑いほど・・・サァーたのしんで行こー!




全国からのクラフトマンが250人会場にテントを張って、自ら作成した手づくりクラフトを即売、

なんと年々応募者の抽選倍率が大変なことに成っていると・・・陶芸で8倍とか??!

「うつわくらぶ京」でもお付き合いのある作家さんたちも来ていましたので、巡って挨拶をしてきました。    久々に半復帰される田鶴濱さんとも会えて、嬉しかったです、注文も沢山してきましたー! 新しいタイプのポットたのしみです! 早く皆さんにご紹介したいなー!!


流石、松本木工作品が多く、家具や木器や漆器作家さんが目立ちます。







クラフトの専門学校の先生や生徒さんによるガラスの制作工程のデモンストレーションも行われています。

私も経験してみたのですが、ガラス制作楽しいんですよねー。







麻ジュードの紡ぐ実演もしています。ひとつひとつ丁寧に工程を紹介して、 製品になったブラウスやショルも即売しています。

制作する人たちが材料を買い求めています。





陶芸・木工・ガラス・金工・漆器・フエルト・ほうき・ジュード・食品・パンetc クラフトマンの大集合!



旧制松本高校の跡地は広々とした芝生や小川がながれている、アルプスに囲まれた素敵な聖地? のんびり過ごす、たのしめる二日間、大好きなガラス器や陶芸を求めてあれこれ・・・お腹がすいたら、天然酵母のパン屋さん・ エスニック料理も写真は豚汁と丸ふをかつ丼に見立て玄米丼・・・でもお味は??ちょっとはずれた?!





新宿伊勢丹で個展をしていた、金工作家の相原さんにも会えて、嬉しかったな。 「えっ!見てくれたんですかー!」ってご本人の相原さん喜んじゃって!!
木工
箸箱を実演しているところです。

奥へ奥へ行くと広々とした芝生で賑やかに生演奏をしているお仲間たちがいます。     松本クラフトフェアは今年で25周年!!  イベントも盛り沢山です、夜もジャズ演奏会が
続きます。   餅つき大会も賑やかな掛声で始まりましたねー。 お子さん向けには人形劇
もありました。  家族で一日楽しめるイベントいっぱい!


二日目は朝から雨模様、去年もそうでしたが 残念ですよね、お昼頃会場を後にして、近くの「鹿児島ラーメン」の店で・・・ここで鹿児島ラーメンって何故あるの?・・・でも美味しかったんです。
松本物産や野菜を買い物して東京に帰りました。















■一日目のアフター6は人との出会い!! ■

街中をぶらり歩いてみました。
昔ながらの白壁土蔵造りの商家を利用した、保護地区「中町通り」を抜けて、女鳥羽川」沿いの「なわて通り」へ行ってみました。 細い通りにお店をぶらぶらひやかして、途中にある花やで涼しげな植木が目に留まり、「かえでミニ鉢」や珍しい植物の鉢ものを買ったら、おじさんが5個で1000円にしてくれて・・・得しちゃった!    何かいいことある様に向いの 「四柱神社」でお参り。


6時から開店する、地元の人に聞いた、穴場の「OO蕎麦屋」に。     ここは、ご主人のセンスの良さを感じる素敵なところでした。  美味しいお酒とそれに合わせた 美味しいつまみ・料理を出してくれる・・・・最後の〆にご主人が開店時に打っていた細打ちの蕎麦を食べる・・・そんな「いごこちのいい居場所」。      バックミュージックはクラッシック。  実は小さいお店で、予約でいっぱいでした、カウンターならご用意できると言われて、行ったのです。 7人程座れるカウンターに私と主人が呑み始めていたら、隣におひとりでいらした中年の紳士が呑ん始めました。 
      暫くして、主人がお隣の紳士に声を掛けて一緒に呑むことになったのです、 ここまではよくあることです。            某国立大学に息子さんがいて、所属いているクラブの演奏会を聴きに遥々いらしたのですが、肝心の息子さんは、打ち上げに参加。 昨年は息子と飲んだお気に入りの店に帰りの列車の時間まで、美味しいお酒と蕎麦を味わってお帰りになる予定で、寄ったリピーターのおひとりでした。 趣味が「南米の最南端パタゴニアの考古学とか!」中々の南米通、それもそのはず、 東京の某大学の教授でいらっしゃいました。    実は主人も仕事で毎年ブラジルに2週間程行き、合間をみては、アマゾンで釣りや泳いだり・イグアスの滝をヘリでみたり、ボートで真下まで案内してくれたりと・・・南米の話に花が咲き、思いがけなく楽しい時間を共用したのでした。   列車の時間がきて紳士の先生がお帰りになりました。 
                    次にカウンターでひとりで美味しく呑んでいらした東京からクラフトに来た女性に声を掛けて飲むことになりました。 とても頑張り屋の彼女はうつわや雑貨のお店をしている人でした。 私とは共通の話題も多かったので又、東京に帰ったら、お店をお訪ねすることにしました。 彼女も昨年、偶然入ったこの店が気に入って、リピーターできたそうです。       過ぎ行く時間が早く感じるたのしい出会いがこの日の何よりの御馳走だったように思います! 旅での出会いって面白いものですよねーーー!! 何だか私たちまるで、磁石みたい!  ありがとうございました。笑
















開店時にご主人が打つ、手打ち蕎麦。 自家製の鴨・レバー燻製とピクルス。 酒カスの天麩羅。 〆サバ。 そばサラダ。 砂肝いため。 そばがき。 どれも美味しい!

 *残念ながら お店の名前はないしょです。 ごめんなさい!










  ■写真をクリックすると写真が拡大されます。



月曜日, 4月 20, 2009

4月の桜模様 春らんまん!

                                       
                        ■4月の桜模様 春らんまん!




桜は天候によって毎年開花時期が左右されます。  この時程 自宅前の桜の開花を今か今かと待ちわびる事はありません。 靖国神社の開花宣言にまるでTVに首ったけ!?



何故なら、毎年我が家で催すお花見パーティーの日にちを設定しなくてはならないからです.

暖かい日々が続く後に必ずという位寒の戻りがあり、 翌週は厚手のコートを着込む程冬に戻った気温が続くのです。 もっとも桜自身は寒さから暖かさに切り替える時が、「春だと感じて」錯覚で開花につながるとか・・・・?!と何かの知識で聞いたことが・・・。

今年の東京世田谷の桜はちょうど入学式の頃が満開に成る様な(4月第1週) 何年振りかにグットタイミングです。 左・・・東京農大へ向かう桜並木は満開時。  右・・・・桜が散って新緑が爽やかな今の頃です。(4月中旬すぎ)   実は私はこの頃が一番好きなんです!笑

東京農大の経堂門の桜並木、綺麗でしょうー!  この日は時間を掛けて散歩三昧。
少しは 痩せたかな???











息子たちが小さい頃、毎週の様にあそびに行った世田谷 砧公園.  ここはゴルフ場跡地だけあって、広々とした芝生と芝まで届きそうな大樹の桜が見事! 日曜日でもあり沢山のお花見客で賑わっています。  勿論花見弁当も楽しみのひとつ。ビール片手にわいわいの時間です。  公園内にはサイクリングロードもあるんです。









砧公園内に隣接している 世田谷美術館。  この時期は「平泉展」が開催中です。 藤原3代の繁栄に建立された中尊寺金色堂の模型が展示されてました。
館内にある フランスレストランは何と2時間半待ちとか?! 驚き!!の繁盛ぶり。 公園内にあるとても素敵な環境の美術館です。 大きな企画展も魅力的ですので、一度訪れてみてください。 お勧めの美術館です。

http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html
    ■世田谷美術館













      ■河口湖 辻が花 久保田一竹美術館と桜


4月中旬すぎに河口湖の一竹美術館に行ってみました。  こちらは今が満開のグットタイミングでした。 しかし天候がいまいち悪く,折角の富士山は雲の中・・・がっかり!泣





新宿から高速バスで1時間約40分 河口湖駅に到着。駅前レトロバスに乗って、「久保田一竹美術館」へ湖畔の桜は満開。  晴れていれば逆さ富士が見えるのだそうですが、 あーーぁ残念! 誰が雨女なの???涙。   重厚な木の門構えに吸い込まれて行くと、 一山を利用した様な敷地にまるでガウディーの世界を思わす様な建物が美術館です。  インドネシアから持ちでした様な異文化を取り入れた、不思議な世界。 初代一竹氏が好きで集めたインドネシアやアフリカの調度品や彫刻・ガラスのトンボ玉などコレクションが展示されています。 世界のガラスの美しさが感じられますよ。 




バルセロナのグエル公園を思わせる様なガウディー風な建物が美術館、柱のあたりがカフェになっています。




現在は二代目一竹氏が後を継ぎ、この日も打ち合わせでみえていました。 一度銀座松屋の作品展で気さくにお話をしたことがありましたね。 とても好感度のいい方です。
木造大のきな梁や太い柱が組まれたしっかりとした館内です、中央に舞台がありそこにも展示されたり、イベントが行われたり使っている様です。
外は桜が満開ですが、けして負けていない、素晴らしい辻が花の芸術です! 一振袖に一年は掛るそうです。    1・最初に地下に筆で下絵を描き、(後で水洗いをすると下絵は消えます)              2・下絵にそって糸で小さなしぼりをくくっていきます。    3・淡い色から染めていき何度も何度も重ねて、手間を掛けて、4・沈着する様に蒸します。 5・水洗いをします。 大勢の人の手を掛けて初めて一年後に完成する、辻が花の魅力に溜息がでるばかりですが、 機会がありましたら是非ご覧下さいね! 来て良かったと思いますよ。
わたしは これで3回目ですが、富士山を四季に合わせて描いたシリーズも見事でした。
ここでは、 時期によって展示内容を替えています。   何回訪れても飽きないかもしれません。


■辻が花染め・・・室町時代に榮た縫締絞の紋様染めで、始は庶民の小袖から始まったと言われていますが、後に武家に愛され、高級品として一世を風靡します。  しかし、江戸時代の初期にその姿を消してしまいます。 いくつかの説はありますが、より自由な絵画的表現のできる友禅の出現により、辻が花染は衰退したという説が有力のようです。









店内の奥にインドネシアの調度品や民芸品をインテリアにしたお茶処があります。 お薄やぜんざいを頂きながら窓の風景をたのしめる空間です。 椅子も可愛い子どもが支えているかの様なものや、 テーブルはアフリカから、ベットに使用していたものをインテリアとして使っています。 ここは初代がプライベートルームとして使っていたそうです。


■久保田一竹・・・・20歳の時に東京の国立博物館で室町時代の「辻が花染」に出会い以来、その美に魅力される。過去の模倣でなく、現代に息づく染め色としての独自の「辻が花」の制作研究に、文字通り心血を注いでいきます。しかし、その間、敗戦、ソ連への抑留を経験。 1948年31歳で無事復員。生活のための手描友禅で生計をたて、40歳にしてやっと本格的に「辻が花」の研究に取り組み始める。20年間の辛酸をなめ尽くした研究の末。60歳にして初めて納得のいく作品を完成する。 「一竹辻が花」と命名する。1977年初の個展を開催。 以来国内にとわずヨーロッパ・北米で展覧会を開催。1990年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章する。 2003年4月逝去。










一山を使ってギャラリーや回遊できる散策道をつくっているので、竹や紅葉の季節ごとにたのしめます。 思いっきり深呼吸をして参りました!  また秋に訪れてみたいですねーぇ、違った一竹辻が花に会えそうです。









    ■山梨県南都留郡富士河口湖町2255  TEL 0555-76-8811

  ■写真をクリックすると拡大されます。